歯ぎしりと血糖値

歯ぎしりの原因には諸説あり、何が決定的な原因であるかは正直分かりません。「ストレス説」が一番有名ですが、ストレスとは関係ないと発表しているグループもあります。今回は、ちょっと違った視点から見ている研究をご紹介します。

 

睡眠中の低血糖が歯ぎしりを引き起こしている可能性があるという研究です。

 

晩御飯に糖質中心の食事をする、もしくは、糖質中心の夜食を食べると、一時的に血糖値が上がります。すると、血糖値を下げるためにインシュリンが分泌されるのですが、ここで、問題なのが血糖値が下がりすぎてしまい、低血糖の状態になるのです。人間にとって低血糖は命にかかわる事ですので、急遽、副腎から血糖値を上げるホルモンが分泌されます。副腎から分泌されるホルモンはアドレナリンやコルチゾールといった興奮系のホルモンです。これら興奮系のホルモンが分泌された結果、不眠や寝汗、歯ぎしりをするのではないかと言われています。

 

血糖値が上がったり、下がったりすることは食べ物を食べたらだれでも起こる事なので、特に問題は無いのですが、急激に上がったり下がったりすることは臓器にも負担がかかり問題が起こりやすくなるそうです。

 

不眠や寝汗、夜中の歯ぎしりなのでお困りの場合は、一度血糖値を調べてみるのも良いかもしれませんね。

 

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