歯周外科治療

歯周病の初期治療(審査・診断・検査、ブラッシング指導、歯石の除去)後の再評価で、歯周病の治癒がおもわしくない部位、深いポケットが残っている部位に関しては、時と場合によっては歯周外科治療を行う場合があります。また、炎症が改善し、プラークコントロールが良い状態の場合は、歯周組織再生療法を行うこともあります。

最新の歯周外科治療をご提供できるように、東京日比谷で開業されている歯周病専門である弘岡秀明 先生が主催するぺリオコースに1年間通い、研修を受けております。

前列中央が弘岡先生。後列中央が私。左右がSDC(スウェーデンデンタルセンター)の勤務医で私の大学の同期


歯周外科治療の概要です

(1) Open flap  curettage(フラップ手術)

初期治療終了後に再評価をし、歯周組織の治癒の状態が思わしくない場合にOpen flap curettageを行うことがあります。歯肉を一部剥離し、歯槽骨と歯根を目視できる状態にし、歯石や不良肉芽を除去する手術です。保険が適応される手術法となります。


(2)Emdogain Gel(エムドゲイン)を利用する、歯周組織再生療法

歯周病による骨欠損部に歯周組織(歯槽骨、セメント質、繊維)の再生を促す治療法です。

Emdogain gelはスウェーデンのBIORA社が開発した製品です。歯は子供のころに顎の中で発生し、少しずつ顎の外に萌出してきます。歯の発生の段階では、さまざまなタンパクが放出され、多くの歯周組織を作る細胞を誘導します。Emdogain Gelを歯周疾患に感染し骨欠損した部位に塗布する事により、歯の発生期に歯周組織が出来上がる状態に似た状態を意図的に作ります。そして、Emdogain Gelに含まれるエナメルマトリックスタンパクが歯周組織を構成する、セメント質や繊維を作る細胞を誘導し、新しい歯周組織を構築します。

名古屋市昭和区ごきそ歯科の歯周病治療、予防歯科治療専門サイトです。

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