歯周病が治らない理由③
続けることが難しい
歯周治療をする上で、この続けることの難しさが一番の壁になると思います。歯周病は生活習慣病に似たところがあります。日々のブッラッシング不足が病気の原因である以上、毎日のブラッシング習慣を少しずつ意識的に変えて効果的に磨ける様にしなくてはいけません。しかし、人間、誰もが楽なほうへ行きたがるものです(汗)。痛みや、歯肉の腫れといった歯周病の症状が無くなると、毎日のブラッシングもだんだんいい加減になってしまいます。
歯周病は痛みが無いにもかかわらず病気が進行することが特徴の病気(サイレントディジーズ)です。症状が無いからと言って病気が進行していないわけではありません。細菌感染症である以上、プラークコントロールが不十分であれば、再度感染を起こし、歯周病が再発します。
習慣を変えるためには 意識の深さ×継続 が大切になります。
継続が習慣を呼び 習慣が継続を呼ぶ
これが歯周病治療のすべてを語っていると言っても過言ではありません。
「過去は苦痛に満ちていて、欺瞞ですらあるかもしれないし、将来は不確実で恐ろしいかもしれない。あるのは継続的な現在だ。その中で出来るだけのことをしていればいいと思う」
ロバート・B・パーカー 『告別』からの引用
いったいどのようにしたら歯周病治療を続けられるのでしょうか?モチベーションを維持する私なりの考えをご提案させていただいております。