歯磨きから始める子供の肥満予防(歯周病との関わりを中心に)

反響の大きかった記事なのでこちらでも書く事にしました。

生活習慣病とは、糖尿病・脂質異常症・高血圧など、生活習慣が発症に深く関与していると考えられる疾患の総称であります。

イメージ的には大人の病気であると思われがちですが、そうでもないようです。全ての生活習慣病の引き金となる肥満については、近年「子供の10人に1人が肥満傾向児」という状況になっているようです。(平成21年度 学校保健統計調査(文部科学省))

そもそも、子供の肥満の原因は何なのでしょうか。

子どもの肥満には、不規則な間食摂取、夜食摂取、運動不足、長時間のテレビ視聴など、生活全体の乱れが影響していると考えられています。また、朝食欠食や早食いとの関連も指摘されています。

特に最近の子どもは、食習慣の乱れや、ゲームやパソコンの普及による運動不足、夜更かしなど、肥満へ繋がる多くのリスクファクターを抱えています。見た目は太っていなくても内臓の周りに脂肪がたくさん付く内臓脂肪型肥満が増加しているのも、最近の傾向です。この状態が続くと、子どもでもメタボリックシンドロームを引き起こす原因となります。

では、肥満と歯周病治療にどのような関係があるのでしょうか。

歯周病は生活習慣病の一つでもありますが、歯周病菌が出す毒素が、歯周病の進行以外にも血液中のコレステロールや中性脂肪の増加の原因となって、メタボリック症候群の一つである脂質異常をひき起こすことが明らかにされています。歯周病も大人に限った病気であると思われがちですが、近年、10歳以上の子どもの2人に1人が歯周病の初期症状である歯肉炎にかかっていることが確認されています。歯磨きが不充分である上に、軟らかい食品や糖分を多く含んだ食品をとる機会の増加も影響しています。このような状況では将来的に「歯周病予備軍」となる可能性は十分に高く、同時に肥満の原因ともなりうるのです。

大人になってからの生活習慣改善は本当に難しいと思われます。将来の肥満、生活習慣病、さらにそれから派生する様々な病気を予防するためにも、子どものころから健康な生活を送る習慣づけが必要であり、それに対する親や学校の指導が重要になってくると思われます。

名古屋市昭和区御器所の歯周病治療・予防歯科治療専門サイトです。

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