インプラント周囲炎を予防するには?

一般的に歯が失われない限りインプラントは適応されません。

では、なぜ、歯を失ったのでしょう?

これを考えるとインプラント周囲炎の予防の手掛かりが見えてきます。

日本人の歯を失う多くの理由は細菌感染由来のカリエス(虫歯)や歯周病です。これら感染由来の疾患に対する対策を十分に行っていなければ、インプラントを入れた後も細菌感染由来のインプラント周囲炎に罹患し、様々なトラブルが発生するのです。

財団法人8020推進財団:平成17年永久の抜歯原因調査報告書では40歳以上の歯を失う原因はカリエス(虫歯)から歯周病に変化していると報告されています。すなわち、インプラントの適応が考えられる世代の多くの方が歯周病で歯を失っていると考えられます。Heitz-Mayfieldは6th European Workshop on Periodontologyにて歯周病の既往はインプラント周囲炎のリスクを増大させると言っております。すなわち、インプラント治療を成功させるためには「なぜ歯が失われたか?」を理解し、プラークコントロールを一定基準以上に引き上げておかなければならないのです。これが、インプラント周囲炎を予防する最も重要なことなのです。

名古屋市昭和区ごきそ歯科の歯周病治療、予防歯科治療専門サイトです。

コメントは停止中です。

このページの先頭へ