第21回歯周病健康コラム インプラント周囲炎
2012年最初のコラムは、今ヨーロッパで最も盛んに議論されている「インプラント周囲炎」に関する話題です。
インプラント周囲炎は、プラークコントロール不足が原因の炎症がインプラント周囲の粘膜に存在するのと同時に、インプラントを支持する骨にまで波及しその喪失をも認める状態です。
すなわち
インプラントも歯と同様、ケアを怠ると抜けてしまうのです。
多くの方が、インプラントは万能であり、歯と違い歯周病にはならず、一生間違いなく機能すると思われています。しかし、現実はそうではありません。インプラントは歯と違い細菌に対しての防御機能が劣るといわれています。すなわち、インプラントを長く機能させるためには、自分の歯以上にケアが重要なのです。